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◆2012年11月アーカイブ
 

相続Q&A 田舎の土地を放棄したいが?(2012/11/11)

 Q 田舎にある亡くなった祖父の自宅の名義がそのままで、相続する者が決まっていません。この家の相続を放棄したいのですが? 

A 相続人全員で協議して分割しないと放棄したことになりません。その手続きを行う必要があります。 

1 現況

 田舎に祖父の時代の自宅が残っており、土地建物が15年前に亡くなった祖父の名義のままとのことです。

 祖父の相続人である叔父や叔母の大半はすでに亡くなっており、その子の孫を合わせて十数人で分割協議を行わなければなりません。固定資産税の負担もあることから、ご自身の相続権を放棄しておきたいとの意向です。  2012y11m11d_122050624.jpg 

2 遺産分割協議の必要

相続が起こってから何年も経過していますので、相続の放棄はできず、相続を承認したことになり、自宅は相続人全員の共有状態です。ご自身だけが放棄の意志を示したとしても無効で、全員で協議のうえで相続する者を確定させなければなりません。

現時点で、相続人を決めずに協議を先延ばしにしてしまうと、世代が交代してしまい、知らない者同士で、所在をつかむことも困難になり、分割協議もより困難になるでしょう。   2012y11m11d_122745430.jpg

 3 遺産分割をまとめる方法

 相続人を調べて、連絡をとり、この不動産を相続するかどうか、問い合わせます。

不動産を相続してもよいか、あるいは、相続する意思はないか 返事をもらいます。どなたか相続される者がいれば、早速「遺産分割協議書」を作成して各相続人の署名押印をとり、相続による名義変更手続きを行います。

 相続する者がいない場合、売却可能であれば地元の不動産屋に依頼し、あるいは、市町村で寄付を受けないか当たってみます。出来れば、地元にいらっしゃる相続人の方で相続を引き受けていただくのが一番よいのですが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

相続Q&A 相続の調停に相手方が参加しない場合はどうなるのか?(2012/11/03)

Q 相続での話合いが進みません。裁判所での調停を申立する予定ですが、相手方が出頭しなければどうなるでしょうか?

 

 

A 相手方が調停に出頭しない状態が繰り返されると調停が不成立となり、審判に移行します。

 

1 今回、亡くなられたお母様の相続に関し、子供数人が相続人です。遺産分割協議にあたって、2つのグループに分かれ、相手方が分割についての話合いに乗らず、調停が進むかどうか心配だそうです。

 

まず、相手方の住所地の家庭裁判所へ調停の申立書を提出します。相手方のグループのいずれかの住所地の家庭裁判所へ申し立てます。

ただし、相続財産に不動産がなく、預貯金だけのような場合、預貯金が法定相続分で分けることのできる財産(これを「可分債権」といいます)のため、「法定相続分で分けなさい」ということで、調停は開かれずに取下げになってしまいます。

 

家庭裁判所では、申立書に不備がなければ、1か月以内に申立人及び相手方の全員に期日を知らせます。

期日に出頭しなければ、審理が進まないため、再度出頭を求めますが、2~3回出頭しなければ、調停は不成立となり、その場合は自動的に審判に移行します。

2012y11m03d_111714087.jpg 審判となれば、基本的に法定相続での分割となりますが、相手方が出頭しないことによる影響が生じるかどうかは裁判官の判断によります。

 

 調停において、弁護士を立てる必要かどうかですが、弁護士に依頼しなくても調停を進めることは可能です。ただし、専門家の知識や経験に基づくアドバイスにより、適切に調停を進めることになるでしょう。

 

 

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NPO法人 相続相談センター