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相続の承認と放棄(財産や債務を引き継がない場合)

1. 単純承認(民920、922)

相続が起こり、そのままでいますと被相続人の財産に関する権利や義務を無制限に承継することになります。これを「単純承認」といいます。
一方、すべての権利や義務を承継しないで制限するものが、次の「限定承認」「放棄」と呼ばれるものです。2の「限定承認」や3の「放棄」の手続きをしなければ、自動的に承認したことになります。また、相続財産の一部または全部を処分した場合も単純承認したものとみなされます。


2. 限定承認(民922~937)

相続人は、相続によって得た財産の限度においてのみ、被相続人の債務を弁済する相続の方法です。
これは、相続財産の範囲内で相続債務を負うことを意味しますので、財産と債務のいずれが多いか不明の場合において用いられます。
ただし、限定承認を行うには、原則として、被相続人の死亡を知った日から3か月以内に、相続財産の内容を記載した財産目録を作成して家庭裁判所に提出し、限定承認する旨を相続人全員の共同で申請しなければなりません。


3. 放棄(民938~940)

相続の放棄とは、被相続人の財産に属した権利や義務の承継を拒否する行為であり、被相続人の財産を受け取らないとともに一切の債務も引き継ぐことがなくなります。
借金などの債務が財産より多いときに利用されたりする制度です。
この放棄をすると、その放棄者は、その相続に関しては初めから相続人にならなかったものとみなされます。当初から相続人にならなかったものとみなされますので、放棄者に子があっても、その子は代襲相続人にもなることはできません。

この相続の放棄は、限定承認と同じく相続人が自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内に放棄の申述を家庭裁判所にしなければなりません。ただし、この期間は利害関係人等の請求により伸長することができます。


なお、相続人が未成年者又は成年被後見人であるときは、ここでの承認又は放棄の期間は、その法定代理人が未成年者又は成年被後見人のために相続の開始があったことを知ったときから、これを起算することになっています。

相続人がこの期間内に限定承認も放棄もしなかったときは、単純承認をしたものとみなされます。


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